『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』監督、続編も関連作品も「予定なし」とコメント
※この記事には、映画の内容に関する記述が含まれます。 DCコミックスが原作の『ジョーカー』と、全米で10月4日(現地時間)に公開された新作『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』でメガフォンを取ったトッド・フィリップス監督は今後、これらの作品の続編などに「関わることはない」という。 【写真】レディー・ガガの歴代レッドカーペット集 第3弾や、今回リー役を演じたレディー・ガガが単独で出演する映画の制作に携わる考えはないとコメントしている。
『ハングオーバー』シリーズ3部作で知られるフィリップス監督は、『ヴァラエティ』誌が8月に公開したインタビュー記事の中で、ホアキン・フェニックスが『バットマン』の悪役、ジョーカーを演じた2作品について、こう語っていた。 「ある種のサンドボックス(隔離された環境)の中での2本の映画の制作は、楽しいことでした。ですが、私たちがこの世界で言いたかったことは、もう言い終わったと思います」 新作では、フェニックス演じるアーサー・フレックが、前作『ジョーカー』のストーリーの中で犯した罪で裁判にかけられる。また、ゴッサム・シティの人々が「犯罪界のピエロの王子」としてのアーサーに取りつかれていった様子も掘り下げられる。そのためフィリップス監督によると、新作は前作の「姉妹編」という位置づけになるという。
新作は不評?
いっぽう、新作は公開前から、映画批評サイト『ロッテントマト』などでかなり否定的な評価を受けている。 『Digital Spy』のエディター(映画担当)も、「構造的な暴力の残酷さの表現からスーパーヒーロー(またはスーパーヴィラン)に関する伝説の解釈の変更まで、制作におけるフィリップス監督の発想の中には、興味深いものもある」としつつ、次のように述べている。 「結局のところ、レディー・ガガのスターとしての力も、(大幅に減量した)ホアキン・フェニックスの身体面での大変な努力さえも、破滅に向かうことを自ら決意していたこの作品を、救うことはできませんでした」 『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は、日本では10月11日(金)より全国ロードショー。 From Digital Spy