パリのエスプリを感じるブランド「TABASA」華やかで上質な服が大人の女性に30年以上愛され続ける理由とは?
1993年にパリのマレ地区・バスティーユから服作りをスタートしたブランド「TABASA(タバサ)」。素材や着心地、色彩、シルエットにこだわったエイジレスウェアを提案し、2023年にブランド30周年を迎えました。“トレンドに捉われず、自分らしさを大切にする服”ーーそんなタバサの歴史から最新コレクションまで、その変遷を紐解いていきます。 【写真】大人女性に人気の「タバサ」が30年以上愛され続ける理由 パリの暮らしや旅で出会った工芸品がインスピレーションの源。そのエスプリは今も引き継がれてーー 現在の「タバサ」スタイルを作ったのは、初代デザイナーの奥山幸子(おくやまゆきこ)氏。ブランド名の由来は、奥山さんの友人のお子さんの名前から。“タバサ”という言葉の響きに惹かれてブランド名にしました。「トレンドにとらわれず、着心地・素材・色彩にこだわり、個性を大切に表現した服」をコンセプトに、ニットやカットソーを中心にスタートしました。 パリのマレ地区にアトリエ兼住居を構え、パリと東京を行き来し、旅好きでもあった奥山さん。長年のパリ暮らしで培われた美意識と、世界各国の旅で出会った、人の手のぬくもりのある伝統的な工芸品がデザインのインスピレーション源になっていたそう。現在は彼女の意思を継承したデザインチームがコレクション制作にあたっています。 パリ4区にある築100年以上のアパルトマン、その2階が奥山さんのご自宅でした。陶器や彫刻など、お気に入りのアンティーク品に囲まれたお部屋は、まさに古き良き時代のパリを感じさせてくれる空間です。 相反する二つの要素をブレンドした 鮮やかなTABASAの世界観 一度着ると思わずやみつきになる、大人のための上質で着心地のよいファブリックと、遊び心のあるプリントや洗練された刺繍やレース。女性の持つ優しさと強さ。対局とさえ思えるふたつの性質を見事にブレンドし、誰もが着ただけで自分らしさを発見できる服。パリ、東京、そして旅先からインスピレーションを得た「タバサ」ならではの鮮やかな世界観は、ブランド誕生から今も変わらないフィロソフィーとして受け継がれています。 2024秋冬コレクションは「ルヌーヴォー・エ・ヌーヴォー(故きをたずね求めて、新しいモノをつくりだす)」をテーマに、秋らしい色や遊び心のあるプリント使いも楽しい、バリエーション豊富なコレクションが登場。日常からお出かけシーンまで、1枚で華やかになるアイテムが揃います。