1107作品の頂点なるか!? 岐阜愛する控えめな高校生 “雑煮日本一”最終決戦に挑む
「なんか不思議な気持ちです。うれしいです。自分の考えた雑煮を(多くの人に)食べてもらえるのは」と、柚凪さん。 そして、対戦相手の雑煮を食べるのは今回が初めて。 初めて食べる対戦相手の味に、「おいしい」と声がこぼれる柚凪さん。「エビのだしをこだわってて、多分すごいそこがおいしい」と分析します。「自信はちょっとなくなってきました、おいしすぎて」と弱気な表情をみせた直後、目の前の行列にはもう一人の決勝進出者の姿が。「かごんま特製雑煮」を考案した、高校3年生・諏訪 葵さんです。
ライバルに声をかける勇気が出なかった柚凪さんでしたが、諏訪さんが雑煮を食べているタイミングを見計らってご挨拶。「おいしかったです」と味の感想を直接伝えることができました。 「鹿児島の魅力を伝えたいと思ってこの雑煮にしました」と、「かごんま特製雑煮」に込めた思いを話す諏訪さん。お客さんの食べてる姿を見たくて、鹿児島から大阪までやってきたそう。「中京テレビ」記者から勝つ自信について質問されると、「あります」と力強く答えました。
会場でのお客さんの反応を取材すると、「どっちもおいしくて迷います。鹿児島の方はしょうゆベースですましの感じで、信長雑煮の方は、白みそでけっこう酒の味がして初めての味って感じです」、「普段慣れている味付けとお肉とかも一個一個味が味がついていたのでおいしかったです」など、さまざま評価が寄せられました。
食べた人の投票で決まる、最終決戦。好きな雑煮の投票箱に、食べ終えた人が次々とおはじきを入れていきます。自信みなぎる鹿児島の高校生VSちょっと控えめな岐阜の高校生。果たして、“雑煮日本一”はどちらになるのでしょうか。
結果は「信長雑煮」287票、「かごんま特製雑煮」206票。81票差で見事グランプリに輝きました。「たくさんの人に自分の考えた雑煮を食べてもらうだけでもすごいし、2つまで残ったのもすごいからちょっと満足してた部分もあったんですけど、グランプリとれてすごくうれしいです」と喜びを語ります。
記者から「グランプリのご褒美は?」と質問されると、「結果がご褒美みたいなものなので」と嬉しそうな笑顔を浮かべました。