暗号資産取引所OKX、インドでのサービス終了へ
暗号資産(仮想通貨)取引所OKXはインドの顧客に対し、規制によりサービスを終了するため、4月末までにポジションを決済するよう通知した。 CoinDeskが確認した通知によれば、顧客は4月30日までにすべての証拠金、永久先物、先物、オプションのポジションを決済し、資金を引き出さなければならない。 「4月30日以降、顧客の口座は制限され」、引き出しのみが可能となるとメール通知には書かれている。 インドでは2023年3月から、デジタル資産サービスの事業者が反マネーロンダリングの枠組みに組み込まれた。現在インドで取引所を運営するには、金融情報機関(FIU IND)に登録し、規則を遵守しなければならない。2023年末時点で登録を完了している28社にOKXは含まれていなかった。 インド政府は国内で違法に運営されている取引所の取り締まりを進めている。2023年12月にFIU INDは、違法に運営されているとしてバイナンス(Binance)、クラーケン(Kraken)、メックスシー・グローバル(MEXC Global)を含む9つの取引所に通達を出したが、対象となった取引所にOKXの名は挙げられていなかった。 通知を受け取った取引所のいくつかはインド当局と協議に入ったと、事情に詳しい人物はCoinDeskに語った。 |翻訳・編集:行武 温|画像:Shutterstock|原文:Crypto Exchange OKX to End Services in India
CoinDesk Japan 編集部