高配当利回り株を効率的に絞り込むための簡単テクニック
「高配当利回りランキング」は、無配、減配などのリスクが比較的低く、かつ有利な配当運用利回りが得られる「優れもの」があぶり出せる(イメージ写真:metamorworks/PIXTA)
8月から9月上旬の大暴落で慌てて損切りをしてしまったという個人投資家が多いのではないでしょうか。新NISA(少額投資非課税制度)開始で高まった「貯蓄から投資へ」の機運に冷や水を浴びせられた格好です。しかし、元経済誌編集長でフリージャーナリストの川島睦保さんはこんなときこそ株式投資の原点に立ち返り、「トップ企業で予想配当利回りが高い銘柄を長期保有する」シンプルな投資手法を推奨しています。そこで会社四季報オンラインでは、短期集中連載として「無理なく儲ける高配当株投資」を4回に分けて配信。最終回となる第4回は、具体的な高配当株のスクリーニング手法について解説します。本欄の終わりには川島さんの推奨銘柄も紹介します。第1回: 株価急落でも冷静でいられるための「決めごと」とは何か 第2回: 「高配当利回り銘柄」が長期保有に適している4つの理由 第3回: 値下がり損の呪縛から解き放たれれば長期投資に成功する 本連載の中で繰り返し、業界のトップ企業で予想配当利回りが高い銘柄を長期に保有する手法を推奨してきた。それでは、肝心の予想配当利回りが高い銘柄はどのように探せばよいのだろうか。 いちばん簡便な方法は、『会社四季報』や『週刊東洋経済』『日本経済新聞』を活用することだ。こうした雑誌や新聞では巻頭の企画や特集記事で定期的に「予想配当利回りが高い銘柄のランキング」を行っている。これを参考に、だいたいの当たりを付けるのがよいだろう。
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川島 睦保