まさかの!このままだと当選しそうな「裏ガネ議員」たちの名前…そして選挙後、「石破おろし」が始まる
公明党が「裏ガネ議員」を推薦する本当の理由
「西村の地元兵庫では、2区と8区から公明党の赤羽一嘉副代表と中野洋昌青年局長がそれぞれ出馬する。また三ッ林裕巳の選挙区のお隣埼玉14区からは石井啓一代表が出る。しかも14区の一部は、区割り変更前はもともと三ッ林の地盤だった。勝つには、地元の政治家との相互支援は必須です。 11月17日に結党60周年を迎える公明党は絶対に負けられないため、裏ガネ議員の手であっても借りるしかない」(前出・全国紙政治部記者) 三ッ林の事務所を訪れると、秘書が「うちは特捜にすべて領収書を出して、嫌疑なしで不起訴処分になったから裏ガネ議員じゃない」と弁解する。 とはいえ地元関係者の不信感は大きい。これまで三ッ林を支えてきた後援会幹部が明かす。 「10月9日にゴルフコンペがあったのですが、参加していた学会の幹部が『もう三ッ林先生に推薦状を出してあるから、彼の選挙は大丈夫です』って言うんです。おかしいですよね。でも、うちも親の代から三ッ林家のお手伝いをしてますから、表立って批判することはできません」 三ッ林陣営は自民党と大書きされた街宣車に乗り、自民党のロゴが入ったポスターを貼って回っている。「自民党公認」とは書いてないので問題ないと、事務所秘書が胸を張って説明する。 「公認は外されたけれど、自民党の支部長は解任されていませんから。当選すれば復党しますしね」
公明党代表と「非公認議員」との蜜月
お隣14区の石井の事務所を訪れ、三ッ林との蜜月について尋ねると、こちらも秘書が対応した。 「石井が昨年5月以降、14区で活動するにあたって、三ッ林先生は支援者の皆さんを連れて歩いてくださいました」 持ちつ持たれつの勝利を目指す石井陣営に対して、対立候補の維新の会・加来たけよしに話を聞くと、こう憤る。 「石井さんのパンフレットには問題があると思っています。というのも、代表世話人として東武鉄道会長の根津嘉澄氏が出ているんです。公共性の高い鉄道会社が、国交大臣を輩出している公明党の代表に肩入れするのはどうなんでしょう」 しがらみ塗れの与党候補たち。こうしたイメージを払拭するために自民党が東京15区に立てたのが、大空こうき・25歳だ。 「15区は昨年、公職選挙法違反で柿沢未途らが逮捕された地域で、『自民離れ』が進んでいた。そこで、Z世代でNPO法人代表としてメディアでも活躍する大空を担いだ小泉さんがまっ先に応援演説に入りました」(自民党区議会議員) 11日に東陽町のホテルイースト21で開かれた集会には300人ほど支援者が集まり、財務大臣の加藤勝信らも駆けつけた。ところが……。 「9割は60歳以上の年配の方々ばかり。党が動員をかけたのでしょう。 よくテレビに出ている社会学者の古市憲寿さんが毎日のように手伝いに来ていますが、周囲に若者が多いわけでもない。 大空さんがMCを務める文化放送のラジオ番組は聖教新聞がスポンサーですから、創価学会関係者の間では広く知られています」(地元関係者)