武豊が11度目の凱旋門賞参戦へ 愛G1馬アルリファーとコンビ
日本が誇るレジェンド・武豊騎手(55)=栗東・フリー=に今秋、凱旋門賞・G1(10月6日・仏パリロンシャン、芝2400メートル)参戦のプランが浮上した。実現すれば22年ドウデュース(19着)以来、2年ぶり11度目の挑戦となる。 コンビを組むのは、キーファーズの松島正昭代表が共同所有するアイルランドのG1馬アルリファー(牡4歳、J・オブライエン厩舎)。11日、札幌競馬場で取材に応じた武豊は「(11日の)ベルリン大賞もオファーをもらったけど、さすがに急だったのでね。順調に行けば凱旋門賞に使いたいと。その前に、トライアルに使う形になったら乗ってほしいとも言われています。うれしいですね。ビッグオファーだと思う。前走(エクリプスS2着)も強い競馬だったよね。楽しみですよ」と経緯を明かし、期待に胸を膨らませていた。 主戦を務めるドウデュース(牡5歳、栗東・友道)はこの秋、凱旋門賞へは向かわず、国内に専念。年内で引退することが発表されているが、以前から「武豊騎手で凱旋門賞を勝つのが夢」と公言する松島オーナーの思いを乗せて、再び日本人騎手初となる凱旋門賞制覇の夢に挑む。