「でりしゅみーと」を運営していたデリシュミート(神奈川)が破産
(株)デリシュミート(TDB企業コード:846023742、資本金100万円、横浜市港南区下永谷1-16-26、代表大久保弘之氏)は、3月27日付で横浜地裁に自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けた。 申請代理人は古久保歩人弁護士(末石・古久保法律事務所、東京都千代田区外神田2-2-17、電話03-3526-2361)。破産管財人には、田中弘人弁護士(横浜港和法律事務所、横浜市中区住吉町2-22、電話045-212-4570)が選任されている。 当社は、2018年(平成30年)2月に設立された食肉の小売業者。「でりしゅみーと」の店名で食肉を中心に加工食品、総菜、青果の小売りを手がけ、ドラッグストア内や駅の地下街など神奈川県内に5店舗、東京都内に1店舗を出店していた。商品の仕入れを毎日行うことで食品ロスを減らし、高い粗利益率を保持していたほか、代表の前職における食肉の仕入れ・販売、商品選定に至る知識や経験を強みに、2022年11月期には年売上高約5億2500万円を計上していた。 しかし、相次ぐ新規出店や人件費の高騰など資金需要の高い状況が続き、厳しい資金繰りを余儀なくされていた。その後も設備投資に対して思うように業績が伸びなかった。 負債は債権者約83名に対し約2億7500万円。