天皇杯制した尾崎野乃香がパリに王手『私は1段階ステップアップした人間』【五輪代表決定はプレーオフ1.27に一発勝負】
◇レスリング 天皇杯全日本選手権最終日 女子68キロ級(24日、代々木競技場第2体育館) 【画像】レスリング五輪代表決定までの道 パリ五輪のレスリング代表選手が唯一女子で決まっていないのが、68キロ級。21日から24日まで開催されていた天皇杯全日本選手権では決定しませんでした。 今年9月に行われた世界選手権で、5位に入った石井亜海選手が、今回の天皇杯で優勝すれば、代表に決定していましたが、尾崎野乃香選手と戦った初戦で敗退。 石井選手に勝利した尾崎選手が初戦勝利した勢いそのまま、68キロ級を初めて制しました。 この結果により今大会で優勝した尾崎選手と石井選手がプレーオフで戦い、勝者が五輪代表に内定します。 これまでは62キロ級を主に戦っていましたが、今回は68キロ級に上げての挑戦。試合後尾崎選手は、「ちょうど1年前にこの天皇杯で負けて62キロ級の権利を逃した。その中で出てきたチャンスで、ここは行くしかないという思いがあった」と話しました。 悔しい思いから1年、今大会で勝ち続け、天皇杯優勝に輝いた。「こうやって一つずつステップを踏んで勝つというのを去年の私は出来なかった。私は1段階ステップアップした人間だと自分のことを思い込んでいるので、パリにつなげたい。小さい頃からの夢を必ず実現させたい」と力強く語りました。 五輪代表が決まるプレーオフは、年明け1月27日に行われる予定です。