〈ゼニス〉CEOが語った話題沸騰中のコラボ時計の魅力!
日本本が世界に誇るバッグブランド〈ポーター〉とのコラボを実現した、“パイロット ウォッチ ポーター エディション”が話題を集めている〈ゼニス〉。世界限定各500本で発売された2型のコラボ時計は、〈ポーター〉のバッグのシグネチャーカラーであるカーキのセラミックをケースに採用。〈ゼニス〉で最も長い歴史を持ち、航空時計の世界を築き上げてきた“パイロット”コレクションでのコラボモデル製作は初の試みだという。話題作の狙いをCEOのブノワ・ド・クレークに聞いてみた。
[ブノワ・ド・クレーク]Benoit de Clerck
ベルギー生まれ。キャリアの大半を世界各地で過ごし、数カ国語と異文化対応能力を身につける。時計製造業界で25年の経歴を持ち、深い専門知識で数々の市場戦略を手掛けてきた。2024年1月より〈ゼニス〉のCEO就任。
[ゼニス] ZENITH
「今回のコラボレーションで成し遂げたかったのは、価値観を共有し、ワクワク感を掻き立てるような新しいものを生み出すこと。〈ポーター〉は、バッグの世界において優れたクラフトマンシップを持ち、それを軸に新しいものを生み出してきたブランドです。価値観を共有するには、またとないパートナーであり、航空時計の世界において長い歴史を持つ当社とは、“旅への情熱”というテーマにおいても共通点を持つ存在。最高の形でコラボレーションを実現できました」 クロノグラフと三針モデルの2型ともに〈ポーター〉による特別仕様のバッグが付属する点もグッとくるポイントだが、魅力はそれだけではないようだ。 「心臓部には〈ゼニス〉を象徴する“エル・プリメロ”の最新世代ムーブメントを搭載しているので、クオリティの面においてもいっさいの妥協はありません。加えて、ストラップに関しては、ナイロンストラップと交換用ラバーストラップが付属し、工具を使わずに交換できます。ストラップを付け替えることで、ジャケットを着こなす日はもちろん、アクティブに過ごす休日にも楽しんでいただける時計に仕上がっています。『サファリ』読者のみなさんの相棒として、まさにうってつけだと思いませんか」
〈ポーター〉とのコラボで実現! 名作“パイロット”の特別モデル
特許技術採用のビッグデイトなど複雑な機能を搭載。ケース径42.5㎜、自動巻き、セラミックケース、ベルクロストラップ&ラバーストラップ(2本付属)、10気圧防水。〈ポーター〉特製のウォッチバッグ付き。204万6000円(ゼニス/LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス) ※雑誌『Safari』2月号より
写真=池村隆司 文=遠藤 匠