【新日本×スターダム】渡辺桃が岩谷麻優に挑戦宣言「このIWGP、私の10年全てを懸けて闘おうと思います」
「チャンピオンのまま2024年を終えて、必ず岩谷麻優の年にしたいと思います」
新日本プロレスとスターダムによる合同興行『Historic X-overⅡ』が、11月17日(日)に大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)で開催される。 【会見動画】11月17日(日)『Historic X-over Ⅱ ~新日本プロレス×STARDOM合同興行~』エディオンアリーナ大阪第1競技場大会 この注目の舞台で、IWGP女子選手権王者・岩谷麻優に挑戦するのは、H.A.T.E.の渡辺桃だ。試合に向けて10月29日、新日本プロレス事務所にて両選手の調印式が行われた。 調印式には、スターダムの岡田太郎社長が立会人として参加。まず両選手が調印書にサインを行い、その後、互いの決意を語る場となった。 ▼渡辺桃のコメント 挑戦者として登場した渡辺は、自身のプロレスキャリアと岩谷への強い思いを語った。「まずこの11月17日、その前日、11月16日が私のデビュー10周年なわけ。ねぇ、まずめでたいじゃん。それでその次の日にこの新日のリングで闘えるっていうんだったら、IWGPしかないでしょう」と、節目の年にIWGPのタイトルに挑戦することの意義を強調。 続けて渡辺は、「10年を振り返ってさ、一番最初の初めてのタイトルマッチがハイスピードで、岩谷麻優と始まって、そこから始まって、岩谷とは何度も当たってるし、『5☆STAR』で勝ったり、白いベルトの時に防衛したり、岩谷から何度かは勝っているけど、この10年、私はお前を超えたと思ったことはないよ」と、ライバル岩谷への尊敬の念を表しつつも、今回こそは岩谷を超えたいとの意欲を示した。 さらに、「このIWGP、私の10年全てを懸けて、岩谷麻優と闘おうと思います。この10年間は、岩谷麻優を倒すためにやってきたと思っているから。まぁ岩谷麻優から獲って、10周年、いい思い出で終わらせず、こっから私のプロレス人生始まると思ってるから、楽しみにしといて」と締めくくり、試合への強い決意を滲ませた。 ▼岩谷麻優のコメント 続いて、現IWGP女子チャンピオンの岩谷は、渡辺の真剣な態度に驚きつつも、挑戦者としての意識を感じ取った。「渡辺桃が凄く真面目なコメントをして、ちょっと逆に動揺しています」と、普段の渡辺とは異なる姿勢に驚きを見せた。 岩谷は、「(渡辺が)何回もアピールしてきた時に、『お前が反則して5☆STAR勝ったんだから、それが気に食わねぇ』みたいな感じで言ってきたので、今回もそういうなんかアーーッてバット持って、煽り散らかしてくるのかなと勝手に思っていたので…」と、これまでの激しいライバル関係を振り返り、今回の対戦に臨む渡辺の変化を評価した。 「このベルトのIWGPの価値、めちゃくちゃ高まってます。本当にこのベルトを作って良かったって思われるぐらいの、ベルトの価値にできていると自分は思っています」と、自身が守り続けてきたベルトへの誇りを語り、11月17日の防衛に意欲を見せた。さらに、「このベルトを渡辺桃から落とすことなく、チャンピオンのまま2024年を終えて、必ず岩谷麻優の年にしたいと思います」と意気込みを語り、挑戦者への対抗心を燃やした。 調印式は緊張感に包まれ、両者の言葉からは試合に向けた真剣さと互いへの特別な思いが感じられた。この日の記者会見を受け、11月17日の『Historic X-overⅡ』では、IWGP女子選手権という歴史的な一戦が繰り広げられることが期待される。 <写真提供:新日本プロレス>
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