田畑裕明議員の県連常任顧問の解任決定 選挙区支部長も“空席”に 不適切な党員登録問題を受け
チューリップテレビ
自民党の田畑裕明衆議院議員の不適切な党員登録問題を受けて、田畑議員が務めていた第一選挙区支部の支部長を県連が候補者を申請するまで「空席」とするよう党本部に申し入れ、了承されました。支部長が不在になるのは異例の事態で、田畑議員は次の衆院選で公認されない可能性もあります。 【写真を見る】田畑裕明議員の県連常任顧問の解任決定 選挙区支部長も“空席”に 不適切な党員登録問題を受け 12日に開かれた自民党県連の常任総務会は冒頭以外非公開で行われ、党所属の県議が不適切な党員登録などが判明した田畑議員の処遇について話し合いました。 田畑議員を巡っては、11月29日の会見で党員の無断または架空登録が262人だったことを公表。党費は亡くなった親族と田畑議員の父親が負担していたと説明した一方、自身の関与は否定しました。 ■次の衆院選で公認されない可能性も 終了後に会見を開いた宮本光明幹事長は―― 自民党県連 宮本光明 幹事長 「小選挙区の支部長に関しまして、県連からの申請がなければ支部長を専任しないことを党本部に申し入れさせていただきました」 宮本幹事長によりますと、これまで田畑議員が務めていた県第一選挙区支部の支部長について、県連が候補者を申請しない限り空席のままとするよう党本部に申し入れ、了承されたということです。 原則、選挙区支部の支部長は選挙区選出の衆議院議員が務めることになっていますが、党本部は不適切な党員登録の問題をうけて田畑議員の支部長選任を見送っていました。 支部長が不在になるのは異例で、田畑議員は次の衆院選で公認されない可能性もあります。 また、常任総務会では田畑議員が務める県連の常任顧問の解任も決定しました。 解任は12日付で、田畑議員は今後県連主催の行事に出席できなくなり、地元での政治活動が制限されます。 期間について宮本幹事長は「説明責任を果たしたと認められるまで」とし、無期限であるとしました。 自民党県連 宮本光明 幹事長 「大変重い対応を取らせていただいたという風に思っておりまして、このことを持って、まず県連なり富山市連がこうした問題に対して、一定のけじめをつけさせていただいたという風にご理解をいただければ幸いだと思っております」
【関連記事】
- 「1歳の息子が車に閉じ込められた」炎天下の駐車場でとっさの判断 救助の男性が迷わずとった行動とは 富山・南砺市
- 「やりたいことを堂々と」顔面動静脈奇形・河除さん 劇団員としてマスクなしで初舞台「ハイスペックイケメンにしか見えなかった…」富山
- なぜ母親は13歳の娘に不倫相手との性行為を見せたのか「変な親心で…」児童福祉法違反などの罪に問われた母親が裁判で語ったこと 子供の性被害がなくならない
- 「いい加減止めないと大変なことになる」梅毒が10年で女性は23倍に…骨や臓器に“ゴムのような腫瘍”放置すれば死に至る場合も 富山県でも急増“偽装の達人”体内でゆっくりと進行
- 「生まれてきてよかった」難病・顔面動静脈奇形の河除静香さん 見た目の悩みを乗り越え“この顔だからこそできること”