2冠達成なるか シャビ・アロンソはEL決勝の相手アタランタを警戒 「欧州で最も手強いチームの一つ」
無敗のまま2冠へ王手
今季のブンデスリーガを無敗で制したレヴァークーゼンは、22日(現地時間)にUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝に臨む。 その決勝の相手は、イタリアのアタランタ。ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が指揮を執るようになった2016-17シーズン以降、アタランタはセリエAとセリエBを行き来するエレベータークラブから欧州のコンペティションの常連へと成長し、今季も国内リーグでは現在5位、ELでもスポルティング、リヴァプール、マルセイユと名門を次々と打ち破って決勝に駒を進めてきた。 成長著しいアタランタに対して、レヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督も警戒感を示している。ブンデスリーガでの無敗優勝に続く2冠達成のためにはアタランタに勝たなければならないが、それを同監督は容易な課題であるとは捉えていない。 「私にとって彼らは欧州で最も手強いチームの一つ。素晴らしいメンタリティがあって、やろうとしていることの方向性が非常に明快な監督が指揮を執っている。選手層は厚いし、プレイスタイルは強度がとても高い。全てのチームにとってアタランタとの試合は難しいものになる。我々はスーパーな決勝戦を予想している。接戦になると思う」(ドイツ誌『Kicker』より) また、『Kicker』も、「プレッシングと攻守の切り替えを武器にしているチームで、攻撃はテンポが速くて精度も高い。下馬評では有利なレヴァークーゼンを難しい状況に追いやることのできる力を持っている」とアタランタについて評し、レヴァークーゼンにとって決して楽な相手ではないと分析している。 どちらが勝ってもEL初優勝となる今回の決勝は、ファイナルに相応しい拮抗した試合展開になるのは間違いなさそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部