[NEW BALANCE CUP]交代出場の1年生FW内海心太郎が優勝弾で鹿島学園を“裏選手権”制覇へ導く
[1.6 NB CUP決勝 東山高 0-1 鹿島学園高 時之栖裾野C] 交代出場の1年生ストライカーが「NEW BALANCE CUP 2025 IN TOKINOSUMIKA」(通称:裏選手権)の優勝ゴールを決めた。鹿島学園高(茨城)は0-0の後半12分に4枚替え。ここで投入されたFW内海心太郎(1年=セレッソ大阪U-15出身)が決勝点を決め、チームを頂点へ導いた。 【写真】「可愛すぎて幸せ」「凄い」「最高」元日本代表GK川島永嗣が美人妻や子どもとパリで年越し 後半32分、鹿島学園は右CKをFWワーズィージェイヴェン勝(1年)がヘディングシュート。このこぼれ球を「後半から出場やったんですけど、『絶対、ぶち込んだろう』と思って入りました」という内海が右足でゴールを破った。 「正直、コース狙う暇もなかったんですけど、相手も多くて。だけど、とりあえずボールをしっかり面に当てたら何か起きるかなって打ったらゴール入ってくれたって感じです。もう気持ち良いです。アドレナリンが出たっす」。ゴール後は、コーナー付近のカメラマンに向かってスライディング。そして、先輩たちから揉みくちゃにされていた。 内海は準々決勝でも交代出場で貴重な追加点。「いつも試合出る時は、自分が入ったらチームが勝つ流れに持っていけるような選手と思ってるんで、もう絶対このチームには僕は欠かせないと思わせたいと思って、入っています」という。 関西から茨城の鹿島学園へ進学。剥離骨折で2か月間出遅れてのスタートだった。それでも、セレッソ大阪U-15時代の恩師から、「オマエはとりあえずええもん持ってるからコツコツ頑張れ」とエールを受け、普段からチームメートがグラウンドを離れた後まで自主練習。「そういう日々の努力がそのチャンスを掴むのに結びついたのかなと思います」と頷いた。 プレー、声でチームを活性化できるFWは、鋭いターンや推進力のある動き、そして体勢が悪くてもシュートを打ち切れる力が持ち味。「(2025年は)まずはスタメン取って、チームでめちゃくちゃ点取り屋になって、点を取るだけじゃなくて、守備だったり、声だったり、プレーでも全部で引っ張っていけるような選手になっていきたい」と意気込んだ。憧れはFWアダマ・トラオレ(フルハム)。自身と同タイプのFWを目標に力を磨き、チーム目標の3冠に貢献する。
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