「万博おせち」に「AIおせち」も!2025年「イオンのおせち」1カ月前倒しで予約スタート
流通大手のイオンは8月1日、都内で「イオンのおせち2025 新商品発表会」を行った。同社ではおせちの予約開始時期が年々早まっていることを受け、従来より約1カ月早いこの日からECサイトで一部商品の予約を開始した。 【写真】能登復興支援おせちや本体価格10万円のおせちも登場した「イオンのおせち」 イオンの土屋美津子副社長は、昨今の消費者の行動変化を「物価や光熱費が高騰している中で消費しているものは毎日の食事と同時に、自分へのごほうびのための商品・サービス、記念日など特別な日のための商品・サービス、家族との絆を深めるためのモノ・コト・時間。節約する楽しさ、食べる楽しさ、誰かと過ごす楽しさが消費のポイント」として、キーワードは “にぎわい消費” と分析。また、昨年のおせち購入者に写真を募ったところ、おせちと共にローストビーフ、おつまみオードブル、ブロッコリー、すき焼きなどを楽しむスタイルが目立ったという。
重点商品は能登復興支援おせちとして、明治39年創業の有名旅館「加賀屋」が監修した「北陸おせち」和一段、金沢で50年以上続く日本料理店の「金澤ぜにや 食彩オードブルプレミアム」など。“消費の二極化” 対応として本体価格1万円のトップバリュ 和風三段重「慶」、本体価格1万9800円のトップバリュ 和洋中特大二段重「饗宴」、高付加価値商品として京懐石の名店が監修した京都 貴船 右源太 和五段重「氣生根」などを用意した。 さらに2025年らしさを感じるおせちとして、大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」をデザインしたオリジナル重箱に入った「大阪・関西万博おせち 二段重」、オープンソース生成AIにキーワードを入力して抽出された画像を具現化し、今までにない感覚や色彩が特長の「AIと創った未来創造おせち」といった変わり種も。
PBブランド「トップバリュ」から、素材の味を極めた食品添加物を使わないおせちとして、神楽坂 日本料理「一凛」橋本乾造料理長監修の和風二段重「瑞」。また、橋下料理長監修 和風重「撰」のほか、南青山「アクアパッツァ」日髙良実シェフ監修の「イタリアン重」、南青山「慈華」田村亮介シェフ監修の「中華重」、人気の「トップバリュ オードブル」の4種類の一段重をラインアップした。