傘さしやスマホ使用の運転は反則金!自転車に“青切符”導入へ 道路交通法改正案が可決・成立
2024年5月に自転車に乗っていた小学4年生の女の子がゴミ収集車にはねられて死亡する事故がありました。いま、静岡県内では子供たちへの交通安全指導が各地で行われています。 自転車の運転マナーや危険運転に対する取り締まりについて考えていきます。
交通安全指導員: 出発前に右・左・車が来る・右後ろを見て出発していきたいと思います 5月21日、静岡市駿河区の小学校のグラウンドで行われていたのは、自転車の安全な乗り方を教わる交通安全教室です。 小学4年生の児童77人が参加しました。 交通安全指導員: 止まれの交差点です。ブレーキしっかり使うよ。左ブレーキ・右ブレーキ・左足 正しいヘルメットのかぶり方、ブレーキのかけ方、交差点の渡り方など交通安全指導員から1つ1つ丁寧に教わりました。 児童: 危ないこととか、していいこと、悪いことを詳しく学べたのがよかった 児童: 歩行者などにを気を付けて、命を落とさないようにすることが大切だと思いました
静岡南署・堀田利治 地域交通官: 基本的な交通ルールをまだわかっていないところがあるので、しっかり守らせる。根付かせる。止まるという技術はなかなか難しい。ブレーキ、安全確認を特にしっかりやって、事故を1件でも減らしてもらいたい
自転車は乗っている人だけではなく、他の人の命を危険にさらすこともあります。交通ルールを守る意識を社会全体で高めていく必要があります。
5月に自転車に関する道路交通法の改正案が参議院本会議で可決・成立しました。 交付から2年以内の2026年までに施行されるということですが、今回、自転車に“青切符”が加わりました。 これまで自転車は刑事罰の対象となる「赤切符」はありましたが、簡単な手続きで反則金を課す「青切符」が出されることになります。 その対象となるのが16歳以上で110種類以上あります。 例えば傘をさしながらやイヤホンをしながらの運転、右側通行や信号無視、スマホなどを使用する。これらの行為に5000円~1万2000円の反則金が科せられる可能性があるということで、詳しくは今後決定していくということです。