「1泊20万円超がザラ」「隈研吾のデザインも格好いい!」…。1泊20万円超の超高級ホテル「東京エディション銀座」の「6300円モーニング」の“超正直な感想”
朝食は濃い味付けのものがなく、全部しみじみおいしい。薄味だからこそ素材が上質なのがよくわかります。漬物や海苔の佃煮に至るまで、優しい味です。 焼き魚の鯛は、皮目の焦げ目は香ばしく、身はさっぱりと淡白で旨みが詰まっています。素揚げして塩をふった三つ葉と一緒に、レモンをしぼってからぱくりと食べると、フルーティーな酸味と香味野菜の味に深みが加わり、染みるおいしさ。 みそ汁の具材は豆腐となめこ、鶏のごぼう巻きの上にはししとうがらしとみょうががちょこん。おいしいものをよりおいしくする味の足し算が完璧で、手作り豆腐を覆う鰹節とネギ、温泉たまごに添えられたゆずのひとかけらまでぬかりなし。
みそ汁は東京産味噌、海苔の佃煮は江戸前生海苔を使用し、地元食材を使用するなど、ご当地ならではのこだわりもあるようです。 白いご飯に、いくらを載せたり、ビュッフェのスモークサーモンとサワークリームを載せたりと、オリジナルアレンジも取り入れつつ、じっくりと楽しみながら食べました。 ■モーニングの定番をちょっと贅沢にしたメニューたち ビュッフェブースは、特にパンの品揃えが豊富です。 主食パンは食パンにクロワッサン、バケットだけでなく、パンドミやベーグルもあります。菓子パンは、チョコデニッシュ、アップルパイにパンオレザンはもちろんのこと、アーモンドデニッシュやマフィンの姿も。
筆者はクロワッサン、アーモンドデニッシュ、マフィンの3種類を食べたのですが、しっとりしていてほしいものは想像以上にしっとりしていて、サクサクしていてほしいものは想像以上にサクサクでもはやザクザクで、どれも文句なしにおいしいのです。 しかもマフィンの中にはキャラメルクリームが入っていて、幸せな気持ちになりました。 それ以外も種類は決して多くはないものの、ちょっと贅沢だったり、見た目がおしゃれだったりして、定番ながらもさりげない特別感があります。