巨人D3位・荒巻悠「阿部さんの次を狙いたい」 生え抜き左打者のドーム看板弾
偉大な先人に続いて豪快なアーチを描く。巨人からドラフト3位で指名された上武大・荒巻悠内野手(21)が19日、東京・文京区の東京ドームホテルで入団交渉に臨み、契約金6000万円、年俸1000万円で合意。「歴代の方々が残していった記録を追いかけないといけない」と本拠地での本塁打を夢見た。(金額は推定) 【写真】巨人D3位・荒巻悠、大好きな槇原敬之の代表曲に乗せて♪遠く遠く♪へかっ飛ばす!! 身長184センチ、体重93キロ。スイングスピードは160キロを超え、ロングティーでは推定飛距離140メートルの大飛球を放ったこともあるスラッガー。東京ドームでの看板直撃弾は2023年までに112本記録されているが、球団の生え抜き左打者では2009年に放った阿部監督が最後。その舞台を背に撮影に応じ「幼少期から憧れていた阿部さんの次を狙いたい」と目を輝かせた。 背番号は60に決定。「いい番号をもらった。いよいよ始まる」と実感を込めた。現在は体重95キロへの増量を目指し、筋力トレーニングを中心とした体づくりに重点を置いて練習に励んでいる。憧れの指揮官からは「好球必打の考え方や捕手心理を学びたい」。鍛え上げたパワーで、プロの舞台でも柵越えを量産する。(原田優介)