ブレンビーで覚醒した鈴木唯人、デンマークは「ステップアップにもってこいの国」。将来的には「プレミアやドイツ辺り」という願望も | 内田篤人のFOOTBALL TIME
【国内サッカー・ニュース】DAZNで配信している『内田篤人のFOOTBALL TIME #191』では、日本代表の鈴木唯人が番組初登場。今季、デンマークのブレンビーIFで結果を残し、日本代表にも復帰した23歳のキャリアに迫った。 ●【動画】鹿島アントラーズ 柴崎岳インタビュー「鹿島のキーマンが今、思うこと」
鈴木は高校サッカーの名門・市立船橋高校出身。高校卒業後は、「J1は清水のみで、あとはJ2から3つくらい」のオファーがあった中から「J1から(オファーが)あるならいきます」という理由で、当時はJ1に所属していた清水エスパルスへ2020年に加入。プロ1年目から主力としてリーグ戦30試合に出場。清水で3シーズンを過ごした後に、2023年の冬にフランスのリーグ・アンのRCストラスブールに期限付き移籍した。 だが、初の海外挑戦は思うように結果を残せなかった。デビュー戦で途中出場からゴールをマークし、鮮烈なデビューを飾ったものの、リーグ戦では約半年間で3試合の出場に留まり、初ゴールの後もベンチから試合を見守る日々が続いた。 「自分が行ってからも10何試合ベンチには入っているけど、絶対に出ないみたいな感じで、たまたま出た時にゴールを決めて、少しずつ慣れてきて自分でやれる感覚を掴めていたので、『さあここからだ』と思っていたけど、その後も何も変わらずに終わりました」。 苦い経験を味わったフランスでの半年間の海外挑戦を終え、古巣の清水へ一時は復帰したが、すぐに2度目の海外挑戦のチャンスは訪れた。そして新天地に選んだのは、デンマークリーグのブレンビーIFだった。 「(ブレンビーからのオファーは、)日本に戻る前からあって、ただ他のチームを待ちたくて、とりあえずは清水に戻るしかなかった。清水でプレーしながら、他のチーム(からのオファー)を待ちながら、(移籍期限の)時期も来たし、とりあえず行くしかないと思った」。 23-24シーズン通してプレーしたブレンビーでは、リーグ戦26試合に出場し、9得点をマーク。2度目の海外挑戦では目に見える結果を残した。デンマークで覚醒した23歳は、「ステップアップにはもってこいの国だと思います」とデンマークの良さを語り、その理由をこう続けた。 「チャレンジできるし、若い選手を使ってくれるので、試合にも出られると思う。イギリスやドイツも近いので、観に来るスカウトの方も多い。そこで上位チームで結果を残せれば、CL予選にも出られて、もしかしたらCLにも出られるかもしれない」。 MCの内田篤人氏から「行きたい国はあるの?」という問いに対して、「プレミアやドイツ辺りですかね。ただいろんな国でプレーできる選手になりたいので、そんなにここというのはないです」という願望も明かしている。 番組内でプレミアリーグではマンチェスター・ユナイテッドやリヴァプール、トッテナム、ドイツではバイエルン・ミュンヘンやVfBシュトゥットガルトからの噂が紹介されるほどの注目株へと飛躍を遂げた22歳が、来季どこでプレーすることになるのか注目だ。