中川代表の退任を承認 立民県連、野党一塊「努めてきた」 三重
立憲民主党三重県連は2日の常任幹事会で、中川正春代表(74)の退任を承認した。来月14日の常任幹事会で暫定の代表を含む新体制を決めた上で、来年2月の大会で正式に決定する方針。 中川代表は常任幹事会後の記者会見で「国民が政権を選択できる政治をつくるため、野党が一つの塊になるよう努めてきた。政権交代を期待し、エールを送りながら退任する」と述べた。 来夏の参院選三重選挙区(改選数1)は、野党間の連携を占う「試金石になる」と説明。国民民主党県連、新政みえ、連合三重との4者協議を通じて候補者の擁立を急ぐ考えを示した。 中川代表は県議を経て衆院当選9回。令和3年の衆院選では三重2区で落選し、比例東海ブロックで復活当選した。昨年6月、次期衆院選への不出馬を表明。県連代表は続投していた。 この日の常任幹事会では、27日に投開票された衆院選の結果を総括した。県内の比例票で自民党を上回ったことなどを確認。解散前から1議席を増やした小選挙区は「一歩前進」とした。