飲み会で幹事が「総額10万円」を参加者から集め、こっそり「カード払い」していた! 幹事だけが「ポイント」をもらうのはNG? 参加者にも還元すべきなの?
友人や同僚との飲み会で、幹事が参加者から現金を集めて自分のクレジットカードで支払いをしていたら、少し不公平に感じるかもしれません。なぜなら多額の支払金額に応じたポイントが幹事のものになるからです。参加者は幹事が取得したポイントの還元を要求することができるのでしょうか? 本記事では、幹事が参加者から集めた飲み代をクレジットカードで払う理由や、全員が納得して会計できる方法を解説します。 ▼夫婦2人で「6缶パック」のビールを1週間で消費! これって飲みすぎ? 健康のためにもやめるべき?
幹事がカード払いをする理由
幹事が参加者から現金を集めたのにもかかわらず自分のクレジットカードで支払う理由は、ポイントを貯めるためでしょう。クレジットカード各社は、利用金額に応じてポイントやマイルの付与、キャッシュバックなど、利用者に還元するサービスを行っています。 例えば20人の飲み会を想定しましょう。もし1人当たりの飲み代が5000円だった場合、合計10万円の支払いをすることになります。幹事が参加者から現金を集め、そのまま現金で支払いをするのが自然です。 しかし利用金額に対して1%のポイントを還元するクレジットカードを使って支払った場合はどうでしょうか。幹事は1000円のポイントを得られます。 還元率が高かったり、支払い額が多かったりすればさらに多くのポイントを貯められます。支払い方法を変更するだけでこのような特典を得られるのは、幹事にとってメリットだといえるでしょう。
幹事が得たポイントの還元を参加者が受けるためには
このような幹事の行為を「ズルい」と感じる人もいるかもしれません。幹事が得たポイントを参加者に還元してもらう方法はいくつかあります。 例えば飲み代総額から端数を切り捨てて幹事以外の参加者は少なく支払う方法です。1人当たりの飲食額が5050円であっても実際の徴収額は5000円にするなどすれば、参加者もカード払いのメリットを得られます。 あるいは、もらったポイント分の現金相当額でガムやあめなどを購入してもらうのも手です。二次会や次回の飲み会の参加費を少し多く払ってもらうという方法も考えられます。 このように、幹事が得たポイントが公平に参加者に還元されれば、「ズルい」という雰囲気にならずに済むでしょう。