真夏の車内、「放置」にご用心 最高で 79℃……危険なダッシュボード バッテリー発火も 小型扇風機も注意【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN
夏休みシーズンを迎え、車で出かける機会も増えますが、車内にものを放置すると破裂や発火などの事故につながる恐れがあります。JAFの実験では、対策をしないとダッシュボードは80℃近くまで上昇します。小型扇風機も、乱雑に扱うと事故の危険があります。そこで今回の#みんなのギモンでは、「暑さの中放置…発火や破裂?」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。 ●車内に放置 危険なモノ ●夏の“必需品” 雑に扱うと…
■夏休みへ…都心の最高気温は34.5℃
小野高弘(日本テレビ調査報道班) 「暑い中だからこそ起きかねない、物騒な話です。東京・渋谷は午後4時20分でも32.3℃です。19日日中の都心の最高気温は、34.5℃になりました。この日終業式で、20日から夏休みという児童生徒も多いのではないでしょうか」 鈴江奈々アナウンサー 「私の子どももまさに19日が終業式で夏休みが始まります。日中の暑さは危険なので、なかなか簡単に外に出るというのも難しい状況がこの先も続きそうですね」
■NITEによる実験映像で「発火」
小野解説委員 「夏休みに車で出かける人も多いですが、暑いさなかに車内に置きっぱなしにすると、とんでもない事態になるかもしれません」 「製品評価技術基盤機構(NITE)が行った実験映像があります。炎天下に止めた車のダッシュボードにモバイルバッテリーを置きっぱなしにしました。映像では変形し、煙が出て発火しました。炎の勢いが凄まじいです」
■3年前には鹿児島で事故が発生
小野解説委員 「こうした事故は実際に起きています。2021年8月、鹿児島県内で車内に置いていたモバイルバッテリー付近から出火し、製品そのものも周りも焼けました」 「この時はモバイルバッテリーを8年ほど使っていて、中のリチウムイオン電池が劣化していた可能性があります。さらに、高温の車内に置かれていたので異常に発熱して発火した可能性が考えられるということです」 「リチウムイオン電池を使っている製品は暑さや熱に弱く、バッテリーが発熱して、やがて発火する恐れがあるということです」 山崎誠アナウンサー 「夏場の車の中はとんでもない暑さになりますし、ダッシュボードにはつい小物を置いてしまうので、気を付けたいなと思いました」