DeNAのベンチに冷蔵庫型のサンドバッグを!がオチのはずが……【川口和久のスクリューボール】
ショート先発に違和感
8月3日の巨人戦[横浜]で仏頂面でマウンドを降りたパットン[DeNA]。この後……
日本ハムが、ここに来て驚きの大失速だ。一時首位ソフトバンクに0.5ゲーム差の2位だったのが、9連敗で5位(8月16日現在)まで落ちた。 8月に入るまでの日本ハムは、いい戦いをしていたと思う。新球場の準備資金もあるのか(?)、レアードまで抜けた中で、首位争いにも加わってきた。さすがやり繰り上手の栗山英樹監督だ、と思っていた。 ただ、あのショートスターターの使い方はどうなのかな。堀瑞輝が8月11、13日に先発し、1イニングを無失点で抑えながら交代。後続が打たれ、敗戦となった。しかも2日後の次の登板が0対5のビハインドの中継ぎでしょ。チームにとっても、堀にとっても、正直、何の意味があったのかな。 昨年、このコラムで書いたことがあるが、俺は先発を2人準備しておくのはいいと思う。第一先発が飛ばすだけ飛ばし、ばてたらその後を第2先発が投げる。うまくいけば、最後はクローザー1人ですませ、ブルペンも楽になるからね。要は完投できる投手は完投を目指し、その力がないなら、タイプを見つつ2人をセットにしていくという感じかな。1試合3、4回なら中6日にする必要もないしね。 巨人のコーチ時代、1シーズン、投手陣をいかに“持たせるか”・・・
本文:1,648文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
週刊ベースボール