【巨人】2連勝で止まり勝率5割で4位転落 戸郷が6回3失点で4敗目 山田に被弾 通算50勝目お預け 9回代打・長野の2点適時打も及ばず
■プロ野球 巨人 2-4 ヤクルト (21日 東京ドーム) 巨人はヤクルトに敗れ連勝がストップ。31勝31敗5分の勝率5割となった。 試合は先発の戸郷が初回、長岡に先制打を浴びると、さらに4回には山田に5号ソロ、6回には中村にスクイズを決められ3失点。6回110球と球数もかさみ降板。一方打線はヤクルト先発・吉村に対し、初回の無死二塁の好機を逃すと、7回まで無得点。8回には連続四球で好機を作り、吉村を降板させるもあと一本が出ず、9回は代打・長野が反撃の2点適時打を放つも及ばなかった。 スタメンは1番ライト・丸、2番レフト・立岡、3番センター・ヘルナンデス、4番ファースト・岡本和、5番セカンド・吉川、6番サード・坂本、7番キャッチャー・岸田、8番ショート・泉口、9番ピッチャー・戸郷のオーダーを組んだ。 先発の戸郷は今季13度目の登板、ここまで6勝3敗、リーグ5位・防御率1.85。前回の6月14日・日本ハム戦(エスコンF)は9回を今季最多134球、4安打、2四球、9奪三振の2失点(自責2)で今季2度目の完投勝利。 立ち上がりは先頭の西川に初球をセンターフェンス直撃の二塁打を許すと、初球で送りバントを決められ1死三塁。ここで長岡に2球目を中前適時打とされ4球で先制点を献上。 打線はヤクルト先発・吉村に対し、先頭の丸がレフト線への二塁打で出塁するも、後続が凡退し無得点。2回には吉川、坂本が連続三振に倒れる。 戸郷は2回は三者凡退、3回は2死から丸山和に四球を与えるも無失点に抑える。しかし4回に村上を空振り三振、サンタナを二ゴロに打ち取り2死から、6番・山田にレフトスタンド上段に飛び込む5号ソロを浴び0-2と追加点を許す。 4回の攻撃は先頭の岡本和がショートへの内野安打で出塁も、吉川が2打席連続の三振、坂本が二ゴロ併殺打に終わり3人で攻撃終了。 戸郷は5回に2死から丸山和に左前安打、長岡に四球を許し2死一、二塁で村上を迎えるも、フォークで空振り三振とし無失点。しかし6回に先頭のサンタナにフェンス直撃の二塁打、暴投で三塁への進塁を許すと、山田に四球を与え無死一、三塁。オスナは捕邪飛とするも、中村にスクイズを決められ0-3。 戸郷は6回110球6安打7奪三振3四球3失点で降板。7回からは2番手・泉が登板し2番からの上位打線を三者凡退。 一方打線は5回は三者凡退、6回は2死からヘルナンデスが中前安打を放つも、岡本和は左飛に倒れ得点ならず。さらに7回は5番・吉川からも三者凡退と吉村の前に打線が沈黙。 8回からは3番手・西舘が登板するも、先頭のサンタナに右前安打、山田に四球を与え一、二塁からオスナに中前適時打を浴び0-4。さらに西川に四球を与えるなどで2死満塁のピンチを招くも丸山和は空振り三振で最少失点で抑える。 8回も続投の吉村に対し、打線は代打・大城卓、丸が連続四球を選び吉村を降板させる。しかし代わった大西に立岡が遊直、ヘルナンデスは特大のファールを放つも遊ゴロに抑えられまたも無得点。 9回は3番手・石山から長野が2点適時打を放つも追いつくことができずゲームセット。戸郷は6回3失点で4敗目(6勝)を喫し、あと1勝に迫っていた通算50勝はならなかった。