なんで!? ホンダ[ヴェゼル]のガソリン仕様が想像より走りやすかった件
現行型が2021年に登場したホンダ ヴェゼル。HEVとガソリン車が用意されるが、ガソリン車は1グレードのみで、あとはHEVとなる。双方の魅力と弱点を見極め、やんわりと折り合いをつけながら目的別にピックアップしてみよう。 【画像ギャラリー】登場以来変わらぬ人気のホンダ ヴェゼルのおすすめグレード!!4WD性能で選ぶなら?コスパで選ぶなら?(20枚) ※本稿は2024年11月のものです 文:渡辺陽一郎/写真:ホンダ、ベストカー編集部 初出:『ベストカー』2024年12月10日号 ※Tはターボ、DTはディーゼルターボ、Mはモーターの略称です
■4WDで選ぶなら?
パワーユニットは、直4、1.5Lガソリン&e:HEV。4WDは全車ほぼ共通で、e:HEVも悪路や雪道の走破力を高めるため、モーターではなく機械式だ。 よって4WD性能もグレード間の違いは乏しいが、悪路走破力重視なら、ノーマルガソリンエンジンのG・4WDがいい。e:HEVの4WDよりも軽く軽快。またe:HEVは高速走行時以外はモーター駆動だが、G・4WDはエンジン駆動だから、アクセル操作に対するパワーの増減が馴染みやすく悪路を走りやすい。
■コスパで選ぶなら?
コスパで選ぶならマイナーチェンジで追加されたe:HEV・Xハントパッケージだ。現行は大半がe:HEVで、値上げで不評。そこで追加されたのがe:HEV・Xハントパッケージだから、流行の装備採用で価格も割安。 e:HEV・Xハントパッケージは、e:HEV・XをベースにSUV風にアレンジ。ルーフレールも備わり、内装ではプライムスムースとファブリックを使った撥水・撥油シート生地を採用。価格は2WDが299万8600円だ。 e:HEV・Xに15万円相当の価値を加えながら、価格アップを11万円にすることで、300万円以下に抑え込んでいる。 ●ホンダ ヴェゼル主要諸元 全長4340×全幅1790×全高1580mm、1.5L、直4(106ps/13.0kgm)+M(131ps)、25.3km/L(e:HEV X HuNTパッケージ)