「厚生年金と国民年金」天引きされるお金4つを一覧でチェック。2024年度の国民健康保険料の上限は2万円引上げ
まとめにかえて
昨今の物価上昇により、公的年金受給者のなかには生活が苦しくなってしまうのではないかと不安になってしまう方もいるのではないでしょうか。 しかし、公的年金は物価の変動などに応じて毎年改定する仕組みを採用しており、受給額が大幅に目減りするリスクを抑えられます。 一方で税金や保険料などが天引きされるため、額面通りの金額を受け取れない点には注意が必要です。 また、少子高齢化に伴って現役世代の負担を軽減する目的で、2024年4月に後期高齢者医療制度の保険料が改正されました。 一定以上の課税所得のある方は、保険料の上限額が段階的に引き上げられます。今後の負担増を考慮して、資産運用などの選択肢も検討してみてください。
参考資料
・厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」 ・厚生労働省保険局「国民健康保険の保険料(税)の賦課(課税)限度額について」 ・厚生労働省「令和5年度の国民年金の加入・保険料納付状況を公表します」 ・厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」 ・厚生労働省「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」 ・厚生労働省「介護、国保、後期高齢における保険料(税)の特別徴収について」 ・厚生労働省「後期高齢者の窓口負担割合の見直しについて」 ・厚生労働省「将来推計人口(令和5年推計)の概要」
湯田 浩平