【ガーデニング】バラのお悩み【Q&Aで解決】育てやすい3品種&バラ栽培の極意を教えます!
バラ栽培でよくあるお悩みQ&A:水やり、害虫対策など
●Q3:真夏に鉢植えのバラがしんなりしたら? A3:水切れを起こしているので、時間を気にせず水を与えてもかまいません。 「水やりは朝夕の涼しい時間帯に」というのがセオリーですが、近年の猛暑は鉢植えのバラにとっては過酷な環境。水切れでグッタリしていたら、昼間でもためらわず水やりしてあげるとよいでしょう。 鉢底から水が流れ出るまでタップリ与えて鉢の温度を下げ、午後は涼しい日陰に移動するとまた元気になります。 ●Q4:薬剤をまいても病害虫の発生が収まらないときは? A4:散布のタイミングや量、薬剤の種類を見直しましょう。 病害虫が多発する時期は10日に1回程度、葉がしっとりするまでタップリと散布します。葉に湿り気があるほうが効果を発揮するので、雨が降った翌日にまくのがオススメ。 薬剤が1種類だけだと抗体ができて効きにくくなります。2種類以上をローテーションして使いましょう。 ●Q5:光が十分当たらない場所でも育てられる? A5:耐陰性の強い品種を選べば栽培可能です。 バラは基本的に日当たりを好みますが、なかには多少日当たりに恵まれない場所でも育つ品種もあります。耐陰性が強いかどうかよくチェックして品種を選びましょう。 ただし家の北側など1日中暗い場所では、たとえ耐陰性が強くてもあまりオススメできません。
丈夫で育てやすいオススメのバラ3選
●ドロシー・パーキンス Dorothy Perkins ピンクの小さな花が愛らしいドロシー・パーキンス。 4メートルほど枝が伸び、フェンスにからませると華やかです。強健な性質で耐陰性も強く、日陰でも育てられます。 ※参考価格:2000~3000円前後(大苗) ●ロアルド・ダール ロアルド・ダール ロアルド・ダールはアプリコットカラーの花が優しげ。 コロンとしたカップ咲きの花が盛んに返り咲きします。暑さに強く、トゲもほとんどありません。 ※参考価格:4000~5000円前後(大苗) ●オリビア・ローズ・オースチン Olivia Rose Austin 淡いピンクの花からフルーティーな香りが漂うオリビア・ローズ・オースチン。 耐病性には定評があり、初心者にも安心して育てられます。 ※参考価格:4000~5000円前後(大苗)
バラ栽培の極意は「鍛えて育てる」
バラはもともと性質が強く、病害虫や日照不足などの障害は乗り越えられる力を持っています。甘やかして過保護にするのではなく、鍛えて育てるのが極意。 水やりは乾湿のメリハリを意識して与え、花が咲き終わったら思い切って短く剪定しましょう。 バラに多少の刺激を与えながら愛情を込めて育てれば、その思いに応えて美しい花をたくさん咲かせてくれますよ。
上園 美佳