【別府競輪・KEIRINフェスティバルFⅠ】立て直しに成功した後藤大輝がS級初優勝に前進/別線警戒は近畿タッグ
「KEIRINフェスティバル」は20日、S級準決3番をメインに実施。8Rは島川将貴のイン切りから松岡篤哉が先行。番手すんなりの村田雅一が島川の捲りを止めてチョイ差し。9Rは真鍋智寛の2角捲りから木村隆弘が抜け出す流れも、脚をためていた脇本勇希の6番手捲りが最後に届いた。10Rは九州トリオが上位独占。小森貴大の上昇を阻んだ後藤大輝が突っ張り先行で押し切り。坂本健太郎、松尾勇吾が2、3着に流れ込んだ。21日は最終日で、9RのA級決勝は山本浩成のスピード自力に期待。初日特選と同じ顔ぶれになった10RのS級決勝は後藤大輝を本命視。初日特選は脇本に捲られ7着大敗も、体の状態が一気に回復した準決は本来の実力を発揮した。今年のヤンググランプリに出場する九州期待の成長株が、念願のS級初優勝に向けて気合の走りを見せる。別線で警戒したいのは近畿勢。脇本勇希はフレームに好感触で、村田雅一は差し脚好調と侮れない。