滋賀レイクス、茨城に2連敗 常田選手「応援に値するプレーをしなくては」
Bリーグ1部の滋賀レイクスが12月7日・8日、滋賀ダイハツアリーナ(大津市上田上中野町)で茨城ロボッツと対戦した。(びわ湖大津経済新聞) 【写真】3ポイントシュートを決めきった岡田泰希選手 1カ月ぶりのホーム開催となった7日の試合。3Q(クオーター)に8-22と大きく差を開けられ、4Qで大庭圭太郎選手が一人気を吐くも、66-93で大敗した。 8日は大庭選手を先発起用。7日の試合とは打って変わって強度の高いディフェンスを見せた。全員でボールを奪い、速攻からの得点や、岡田泰希選手の3ポイント(P)シュートなど見せ場も作るが、茨城に高確率で3Pシュートを決められ、81-93で敗戦した。前田健滋朗ヘッドコーチは「(大庭選手が)ゲームの流れを作った。エフォートのレベルがチームに伝染して、特に前半はチームを引っ張った。昨日も1人で何とかしてやろうという思いからプレーしていた。今日の出だしにもしっかりとつなげてくれた」と評価する。 試合後、常田耕平選手は「応援してもらうのは当たり前ではない。声援を送ってもらえるようなプレーをコートで表現する必要がある。これだけ多くのブースター(ファン)が来てくれて、フロントスタッフの頑張りもあり、いい環境でプレーできている。こんなに熱い場所はそうそうないのに、僕たちのプレーを見て冷めてしまうようではいけない。(7日のような試合は)滋賀の一選手として恥ずかしい」と振り返った。日頃からSNSで、「試合会場に来て声援を送ってほしい。応援が勝つための一つの要因になる」と発信していることについては、「『変わらず応援してほしい』というのは無責任だと思ったのでもう言わない。僕たちのプレーを見て応援するかしないかを決めてもらいたい。昨日のようなプレーをしている選手を見て『応援してほしい』というのはチームとしておかしいと感じた」と話す。 8日も敗戦したことについては、「昨日の負けと今日の負けは全く違う。今日の負けから、自分たちのバスケはこれだと思ったので、突き詰めていきたい。40分間ディフェンスでハッスルし続けたりルーズボールを必ずものにしたりするなど、そういうところで戦うしかない。チャンピオンシップに進むチームは当たり前のようにやっている。それでも負けた時は原因を探せばいいが、やらずして負けて原因を探しても意味がない。これが僕たちのスタイルだと選手が感じ取らないといけない。その気持ちを持ってやり続けた先に勝ち星が増えていくのではないか」と話す。
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