旧日本軍のものか、米軍か、自衛隊か…宮ケ瀬ダム下流から訓練用砲弾を回収
5日午後2時50分ごろ、愛川町半原の宮ケ瀬ダム下流の中津川右岸斜面で不発弾のようなものが見つかったと、国交省相模川水系広域ダム管理事務所から110番通報があった。県警が危険性がないことを確認して回収した。 【写真で見る】自衛隊のものか、旧日本軍か、米軍か…回収された訓練用砲弾 厚木署によると、砲弾は長さ35センチ、直径10センチ、内部に火薬はなかった。実弾ではなく訓練用と判明。宮ケ瀬ダム下流の石小屋ダムに流れ込む土砂を取り除く作業中に、新石小屋橋そばの沢の下部にたまった土砂の中から出てきたという。 現場から標高差100メートルほど上には県道が通っているものの、他には山林が広がるだけ。回収した県警生活経済課は「自衛隊のものなのか旧日本軍か、米軍のものなのかも分からない。過去には、戦争中の砲弾を個人が記念に保管していた例もある。もしかしたら、この訓練弾も保管に困って捨てられたものかもしれない」と推測している。
神奈川新聞社