台湾、飼い猫が2年間で約51%増 農業部昨年調査 犬も増加傾向
(台北中央社)農業部(農業省)は5月31日、昨年実施した家庭で飼育されている犬・猫に関する電話調査の推計結果を発表した。全国の飼い猫の推計飼育数は131万1449匹で、2021年の前回調査時と比べて約51%増加したことが分かった。飼い犬は推計148万637匹で、前回比約20%増だった。 調査を担当した同部動物保護司は、都市化の程度が高まるにつれて猫を飼う家庭が増加すると分析。今回の結果は基本的に国際的な傾向とも合致しているとした。 ペット登録を済ませている割合は、飼い犬が70.6%(前回比1.1ポイント増)、飼い猫が58.4%(同7.7ポイント増)だった。台湾では農業部の規定によりマイクロチップを装着してのペット登録が飼い犬に義務付けられている他、飼い猫にも推奨されている。 去勢率は、犬が68.9%(前回比2.5ポイント増)、猫が82.8%(同1.8ポイント減)だった。 調査は台湾に住む人を対象に行われ、有効回答数は固定電話と携帯電話を合わせて1万348件だった。 (楊淑閔/編集:田中宏樹)