人間工学を追求した最新チタンウオッチ【スイスの時計ブランド、ローマン・ゴティエ】スケルトンと通常仕様で2モデル
2005年に創業したスイスの時計ブランド“ローマン・ゴティエ”は、人間工学を追求したチタン製のベルト一体型ケースを採用した“ by ローマン・ゴティエ チタンエディション ブレスレット”に、新たな文字盤を採用した新作モデルを追加した。 【画像】通常モデルとスケルトンの2機種、別アングルで見比べる 今回発表された“C by ローマン・ゴティエ チタンエディション ブレスレット”は、21年に発表された“C by ローマン・ゴティエ チタンエディション ワン”の系譜に連なるモデルで、人間工学が追求されたチタン製のベルト一体型ケースに、新たな文字盤が組み合わせられた2バージョンが展開されている。
ひとつめのバージョン“Ref.MON00582”は、グレード5チタンにPVDコーティングを施したフルブラックの文字盤で、水平方向に施されたストレートグレイン仕上げと立体的な質感が特徴。インデックスのホワイトのディテールがそれらをさらに強調し、力強い個性を与えている。 もうひとつの“Ref.MON00584”には、オープンワークのサファイア製文字盤が採用されている。形状と開口部がローマン・ゴティエ特有のデザインを持つ秒針機構をはじめ、念入りに仕上げられたムーヴメントの一部を文字盤から鑑賞することが可能だ。
どちらの文字盤も、時分針はオフセンターダイアル、異なる長さのインデックスが徐々に細くなるディテールが採用され、“オープンで風通しのよさを感じる文字盤にしたい”というブランドの意図が反映されたデザインとなっている。 文字盤を囲むチタン製ベゼルの幾何学的輪郭は、機械加工された丸みのある面の6カ所にまっすぐなカットを入れて生み出されたもので、他の時計では見られないフォルムが与えられた。一方、リューズはローマン・ゴティエの製品では馴染み深い2時位置に配置され、目を引く美しいアクセントになっている。
自社製の手巻きムーヴメントは、ケース同様の軽量グレード5チタンから作られた“フィンガーブリッジ”が主役として扱われ、様々な仕上げを施こすことで対照的なトーンや質感がプラスされている。また、調速機構は、わずかにカーブしたアームを持つテンワ、極小の目盛が付いた偏心の補正ねじと、最大剛性のために三角形状になったアンクルが手で組み立てられており、ローマン・ゴティエらしい特徴を備える。パワーリザーブは約60時間だ。 なお、今回の2モデルはいずれも限定本数なし。価格はフルブラック文字盤のバージョンが792万円、オープンワークのサファイア文字盤は990万円に設定されている。
文◎Watch LIFE NEWS編集部