もう8月だけど? まだ新天地が見つからないスター選手(6)怪我が多すぎて不安? かつてはマンUで失格の烙印
暦も8月を迎え、多くの選手が来る新シーズンに向けて順調に準備を進めている。その一方で今シーズンを戦う新天地が決まっていない選手もいる。今回は、昨季限りで所属クラブを契約満了で去り、無所属が続いている選手をピックアップして紹介する。(データは2024年8月12日現在)
FW:メンフィス・デパイ(オランダ代表) 生年月日:1994年2月13日 前所属:アトレティコ・マドリード(スペイン) 23/24リーグ成績:23試合5得点1アシスト ロビン・ファン・ペルシが保持するオランダ代表の最多得点記録(50)まで、あと「4」に迫っているメンフィス・デパイは今夏にアトレティコ・マドリードを退団してフリーとなった。 これまでのデパイのキャリアに最も似合う言葉は「禍福得喪」だろう。PSVでは若くしてリーグ得点王に輝いたが、次なる新天地となったマンチェスター・ユナイテッドでは1年半で7得点しか決めることができず「大失敗補強」として失格の烙印を押された。リヨンでは完全復活を果たすも、2019年には膝の前十字靭帯断裂の大怪我を負い、キャリアを通して酸いも甘いも様々な経験をしてきた。 2023年冬に加入したアトレティコ・マドリードでは40試合で13得点とハイペースでゴールに絡んだが、怪我に悩まされた。リーグ戦23試合に出場した昨シーズンは3度も筋肉系のトラブルに悩まされており、今夏に行われたユーロ2024(欧州選手権)でもイングランド代表との準決勝で同箇所を痛めてしまった。 ユーロで負った怪我の影響もあってか、デパイの新天地探しは難航している。ガラタサライやフェネルバフチェなどのトルコ方面からの関心が寄せられているが、具体的なニュースは少なく、直近で移籍先が決まる気配はない。実力は申し分ないだけに、ストライカー不足に悩むビッグクラブが獲得しても不思議ではない。
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