紅白“裏番組”が混戦!「ザワつく!」に対抗は…大みそか初の「ゴチ」「劇場版マリオ」など
第75回NHK紅白歌合戦が31日、午後7時20分から放送される。同時間帯に各局は特番をそろえ、3年連続で民放トップの視聴率を誇るテレビ朝日系は「ザワつく!大晦日2024 一茂良純ちさ子の会」を今年も放送。日本テレビ系は人気の「ゴチバトル」のスペシャルが大みそかに初進出し、フジテレビ系はアニメ映画「劇場版マリオ」を放送するなど混戦模様だ。 【写真】「ザワつく!大晦日」に参戦するイケオジ俳優 テレビ朝日系では「ザワつく!金曜日」(金曜・午後6時50分)の特番を2019年から大みそかに放送してきた。長嶋一茂、石原良純、高嶋ちさ子によるトークバラエティー番組で、今年は人気スピンオフ番組「ザワつく!路線バスで寄り道の旅」と「ザワつく!音楽会」も加え、放送枠を歴代最長の8時間に拡大。昨年は第2部(後6時~7時半)の平均世帯視聴率が民放トップの12・3%をマークし、大みそかの人気番組に定着した。今年は「相棒season23」の名コンビ・水谷豊と寺脇康文が3年連続で出演し、水谷の大好物にまつわるゲームを行う。 昨年の大みそかに一夜限りで「伊東家の食卓」の復活が話題となった日本テレビ系は、今年は「史上最大32名×超高額自腹!ピタリは1000万円!大晦日もゴチになりますSP」を放送。「ぐるぐるナインティナイン」の人気コーナー「グルメチキンレース・ゴチになります!」が大みそかに初進出だ。現ゴチメンバーである岡村隆史、増田貴久、小芝風花、高橋文哉のほか、ゴチOB・OGを含む32人の超豪華メンバーが5時間超にわたりゴチバトルを繰り広げる。 フジテレビ系は午後7時から、国内興行収入140億円超えの大ヒットアニメ映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」を本編ノーカットで地上波初放送。子ども世代にもターゲットを広げてきた。また、ハンターから逃げた時間に応じて賞金を獲得する大人気ゲームバラエティー「逃走中~ハンターと18人の金メダリスト~」にはパリ五輪日本代表11人が参戦。大みそかの放送は3年連続で根強い人気を誇る。 昨年のTBS系は、約6時間にわたりWBCを振り返る生放送を行って話題に。今年もスポーツに関連した「大晦日オールスター体育祭」を午後5時から約7時間にわたり放送する。バナナマンのMCで、「SASUKE」「オールスター感謝祭」「最強スポーツ男子頂上決戦」「東京フレンドパーク」などTBSが誇るコンテンツの競技に、俳優の木村拓哉やパリ五輪柔道女子48キロ級金メダリスト・角田夏実らが参戦する。 テレビ東京は午後4時から6時間にわたる「第57回年忘れにっぽんの歌」で大月みやこ、五木ひろし、美川憲一、小林幸子らが豪華ステージを披露する。 今年の第75回NHK紅白歌合戦は、ロックバンド「B’z」が特別企画で初出場。総合司会はタレントの有吉弘行と女優の橋本環奈、伊藤沙莉、鈴木奈穂子アナウンサーが務める。昨年の紅白の平均世帯視聴率は第1部で29・0%、第2部が31・9%だった。ともに2部制となった1989年以降で過去最低で、30%を切ったのは視聴率の計測が始まった1962年以来初めてだった。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)
報知新聞社