絆記録挑戦会に出場した青学大の鶴川正也

陸上の絆記録挑戦会が28日、東京・町田GIONスタジアムで行われ、男子5000メートル6組は青学大の鶴川正也（4年）が13分51秒28でトップだった。10月14日に行われる大学三大駅伝開幕戦の「出雲全日本大学選抜駅伝競走」（出雲駅伝、出雲大社正面鳥居前～出雲ドーム前＝6区間45.1キロ）を前に13分50秒前後を目安に調整。「2週間前の練習と刺激入れを目的にリラックスをして走ることを目標に走った。しっかり走ってきているので思ったよりも足が重かったが、ここから2週間、しっかりもっと絞っていって仕上げていって集中力をあげて、まずは出雲駅伝を迎えていきたい」と話した。 鶴川は昨年10月の出雲駅伝で大学三大駅伝デビューを果たしたが、最終6区で区間7位。出雲後も大腿骨を疲労骨折し、続く全日本大学駅伝と箱根駅伝は出走できなかった。大学ラストイヤーは誰よりもリベンジに燃えている。5月の関東学生対校選手権（関東インカレ）男子2部5000メートルで優勝すると、6月の日本選手権（新潟）では当時の屋外日本学生歴代最高記録となる13分18秒51をマークして4位に入った。夏合宿も「過去3年間に比べてすごくいい状態で走れた」と手応え十分。「去年のリベンジというか、初出走だと思って気持ちを切り替えて、爆発してやろうという気持ちでやっている。練習を積み上げたことを生かして出雲まで仕上げて箱根へつなげていきたい」と駅伝シーズンを見据えた。