カルディは競合じゃない ! 長野県発「久世福商店」の強み
久世 良太(くぜ・りょうた)/2002年に電気通信大学大学院を修了後、セイコーエプソン(6724)入社。2005年4月、斑尾高原農場(現サンクゼール) 入社。経営企画室 室長などを経て、2018年6月から代表取締役社長を務める。創業者の久世良三・代表取締役会長の長男(写真:記者撮影)
長野県に本社を置き、和食材小売りの「久世福商店」などを全国で150店以上展開するサンクゼール(2937)。2022年12月に東証グロース市場に上場した。食のSPA(製造小売業)として商品の企画・開発、調達・製造、店舗設計、販売までを自社と協力工場で完結できる点が強みだ。ECや卸売り、アメリカを中心に海外事業も手がけ、小売り世界3位級のコストコ・ホールセール( COST )向け売上高比率は10%を超える。差別化戦略と株主還元の方針について久世良太社長に聞いた。
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中山 一貴