イチゴが赤くならない…なぜ?「クリスマスに間に合わない」収穫量は去年の半分~3分の1に 灯油も電気代も上がり「出るものは出るんですけど…」
クリスマスに向け需要が高まる時期に、積雪とならず一安心かに思えた島根県安来市のイチゴ農家でしたが、今年はイチゴが赤くなっておらず、頭を抱えています。 【写真を見る】イチゴが赤くならない…なぜ?「クリスマスに間に合わない」収穫量は去年の半分~3分の1に 灯油も電気代も上がり「出るものは出るんですけど…」 おおもりファーム・大森雄介 代表 「去年の3分の1くらいですね。」 安来市の農園おおもりファームの大森雄介代表。 雪に耐える頑丈な2重屋根のビニールハウスでイチゴを栽培していて、今回の雪は島根県では平野部での積雪とはならず、一安心のはずですが… イチゴが…赤くない。 おおもりファーム・大森雄介 代表 「種の間がぐっと詰まってるやつはこれから大きくなるんで、後、やっぱり2週間、3週間かかるんですけど。」 (Qクリスマスには間に合わない?)「間に合わないですね。この今、半分色が着いてるのが、まあ来週、出荷が出来ると。」 山陰のイチゴは寒くて曇りがちな冬を乗り切るため特に甘いとされ、 今頃は収穫を控え、真っ赤なイチゴが鈴なりになっているはずなのですが。 おおもりファーム・大森雄介 代表 「秋がすごく暖かかったのでイチゴの成長が進み過ぎて、イチゴが大きくなり過ぎてですね、色が回らない。」 秋が暖かった影響で今年は市内の各農園で収穫量が去年の半分から3分の1に。 おおもりファーム・大森雄介 代表 「出るものは出るんですけど、取れるものは取れないので。」 さらに、ハウスを温める灯油代や日照時間をコントロールするライトの電気代が上がっていて、大森さんは期待通りにならない天気に頭を痛めています。
山陰放送