晴れ間に踊りしっとり 八尾おわら風の盆2日目
2日目を迎えた「越中八尾おわら風の盆」は2日、富山市八尾町中心部で、編み笠(がさ)姿の踊り手や地方衆が名物の町流しや舞台踊りを披露し、しっとりとした舞と音色で観光客を魅了した。 夕方ごろまでにわか雨が続き、公民館にステージを設けて踊りを披露する町もあった。雨が上がると、おわらを担う11町が晴れ間をぬって優雅に踊った。 鏡町では雨のため1時間半遅れの午後5時半ごろから踊り始め、午後6時半ごろ輪踊りを披露した。石造りの「おたや階段」は人で埋め尽くされた。 青森県八戸市から来た中山祥子さん(61)は中止を心配し「はらはらしたけど、来たかいがあった。小雨の中、しずくが滴るような風情があってすてきだった」と笑顔を見せた。最終日の3日は午後7時ごろから町流しなどが行われる。