心が満たされる。ユークリッド宇宙望遠鏡がとらえた美しすぎる天文画像
Abell 2390の重力レンズ
天文学者らがダークマターを“見る”ことができる方法の1つは、光が質量の大きな天体の重力場によって曲げられる現象「重力レンズ」を通してです。 こちらは上の画像の中心部を拡大した図で、重力レンズ効果によって遠方の銀河が弧を描いているように見えます。直線として現れるはずの光が質量の巨大な天体の重力場によって曲げられているからです。 ダークマターは直接観測できないものの、その重力が通常の物質に影響を与える重力レンズ効果から、その分布を測定していきます。
星のゆりかご「M78」
画面中心部の鮮やかな赤紫色の領域は、星間ダストに覆われたM78と呼ばれる星形成領域です。ESAのリリースによると、科学者たちは今回初めてM78内部のガスと塵の複雑なフィラメント構造を、かつてないほど詳細にマッピングできたとか。 この画像の視野だけでユークリッドは新たな天体を30万個以上発見しているので、この先宇宙の姿をどれだけ明らかにしていくのか期待が高まりますね。 Source: NASA Science, Euclid Consortium,
たもり