「写心集団イーグル」最後の写真展 高齢化で37年の歴史に幕 熊本市の鶴屋百貨店で23日まで
熊本県内の写真愛好家でつくる「写心集団イーグル」が37年の歴史に幕を閉じることになった。18日、同市中央区の鶴屋百貨店で115回目となる最後の写真展が始まる。 同クラブは1987年、在熊写真家のリーダー的存在で、「現代の名工」にも選ばれた故正木三郎さん(1995年没)が主宰し、十数人の会員からスタート。以来、年数回の互選会や写真展などで切磋琢磨[せっさたくま]してきたが、会員の高齢化により活動に区切りをつけることにした。 写真展には、現メンバー7人の計21点を展示。県内外の美しい風景のほか、祭りや動物など多彩な写真が並ぶ。 最年長で、在籍20年の足立憲一さん(88)は「正木さんや、世話人を長く務め、先月亡くなった小﨑宇一さん(享年90)の功績を考えると、終わらせるのは残念だがこれも時代の流れ」としみじみ。代表の三浦美智雄さん(84)は「それぞれの活動でイーグルの心はこれからも続きます」と話した。
写真展は鶴屋東館8階ふれあいギャラリーで23日まで。入場無料。(谷川剛)