激化する内戦で「2500万人に人道支援が必要」の中…スーダン代表、AFCON出場権獲得の快挙!
スーダン代表は、2025年アフリカ・ネーションズカップの出場権を獲得した。 2023年4月にスーダン軍と準軍事組織である即応支援部隊の間で激しい衝突が勃発し、現在も内戦が続くスーダン。人口約4800万人のうち、1160万人以上が国内外へ避難を強いられており、先日にはアントニオ・グテーレス国連事務総長が「スーダン国民は暴力と飢餓、病気、避難の悪夢に陥っている。約2500万人に人道支援が必要だ」と発言するなど、緊迫した状況が続いている。 日本代表の順位は?FIFAランキング最新版 そうした影響もあり、スーダンでは昨年4月から国内リーグ戦がストップ、代表チームも中立地でのホーム戦開催を余儀なくされていた。それでも、18日に行われたアンゴラ戦ではスコアレスドローに持ち込むことに成功。予選6試合で勝ち点8を稼ぎ、アンゴラに続く2位でのアフリカ・ネーションズカップ出場権を獲得する快挙を達成した。スーダンは自国開催となった1970年にアフリカ・ネーションズカップ優勝を達成。しかし、直近の24大会で出場権を獲得したのは3大会だけだった。内戦で苦しむ中、見事に予選突破を果たしている。 なお、2025年のアフリカ・ネーションズカップはモロッコで行われ、12月21日に開幕。決勝戦は2026年1月18日に予定されている。