プロ1号の巨人ドラ4は小3の「大阪桐蔭に入って甲子園で優勝」夢実現しすごい…泉口友汰の父・武則さん手記
◆日本生命セ・パ交流戦 楽天7x―6巨人(11日・楽天モバイル) 2回にプロ1号ソロを放った巨人のルーキー・泉口友汰内野手(25)の父・武則さん(62)がスポーツ報知に手記を寄せた。和歌山・御坊市の自宅でテレビ観戦し、少年時代を振り返りながら、愛息の初本塁打を祝福した。 * * * 友汰、初ホームランおめでとう。いつもヒヤヒヤで、心臓がいくつあっても足りないなと思いながら見ています。思いきりよくバットを振ってくれての一発で、うれしかったです。 すごくポジティブで、4つ上の兄(和輝)ができることは何でもできると思っている子でした。例えば、兄が補助輪なしで自転車に乗っていたのを見ていた時は、まだ友汰は2歳だったけど「補助輪を外してほしい」と言ってきました。まだ無理だろうと思いつつ補助輪を取ったらすぐに乗れて、びっくりしました。 私が剣道経験者だったので剣道をやらせようかなと考えていたんですけど、4つ上のお兄ちゃんが野球をやっていたこともあって、幼稚園の卒園式の翌日にチームに入りました。練習が休みの日は組み立て式のネットを使って家でティー打撃を一緒にやったことがいい思い出です。 小学校3年生の時には甲子園での大阪桐蔭の試合をテレビで見ていた影響を受け、「大阪桐蔭に入って甲子園で優勝する」って言っていました。その後に本当に進学。大阪桐蔭の時は1学年下には根尾くん(現中日)や藤原くん(現ロッテ)がいて、「すごいメンバーが入ってきた」と言ってましたけど、弱気になるのではなく、むしろやる気が出ているように映りました。高校3年生のセンバツで優勝したので、思い返すとすごいなと思いますね。 幼稚園の七夕の行事で、短冊の願いごとに「プロ野球選手になりたい」と書いてから、夢がブレたことはない。大学で進路を考える時も「大卒すぐはプロでは通用しないから、社会人に行ってプロを目指したい」と言って、その通りに扉を開けました。「野球が好き」という気持ちでここまで進んできたと思うので、これからもプロ野球選手として大好きな野球を長くやってくれたらうれしいです。
報知新聞社