健康と美容お弁当でおいしく 高校生考案、8日販売 静岡県磐田市
磐田市中泉の磐田農業高生産流通部は、総菜・弁当店「知久屋」を展開する知久(浜松市)と共同で、健康と美容に配慮した「彩野菜と自家製糀(こうじ)たれのミート弁当」を開発した。1食700円。8日にJR磐田駅北口のジュビロードで開かれる軽トラック市で、80食を販売する。 野菜の残さや規格外品を、米こうじで発酵させた独自のあん「糀ベジあん」を使った「頑張るあなたのための応援弁当」シリーズの第3弾。今回は、豚バラ肉にタマネギのベジあんを絡めた炒め物をメインに、複数のおかずを詰め合わせた。 副菜の揚げなすのそぼろあんかけにもタマネギのベジあんを活用。トマトやブロッコリーなど緑黄色野菜も添えて、色鮮やかな商品に仕上げた。弁当帯の幅を細くして中身を見えやすくし、消費者の興味を引くよう工夫した。 ベジあんは、乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌を増殖させる「オリゴ糖」などの栄養素が含まれることから、腸内環境を整えて生活習慣病の予防・改善などの効果が期待される。部長の芝田美海さん(17)は「このお弁当を食べて免疫力を高め、パワーをつけてほしい」と話した。
静岡新聞社