明大、宗山塁は無安打もV争い残った! 日本ハム3位・浅利太門が圧巻リリーフ【東京六大学野球】
◇3日 東京六大学野球秋季リーグ戦 明大4-2法大(神宮) 負けたらV逸の明大が法大に4―2で先勝、優勝への望みをつないだ。榊原七斗外野手(2年・報徳学園)が7回に先制の右越え決勝三塁打。2点リードの9回は、日本ハムがドラフト3位指名した浅利太門投手(4年・興国)が抑えた。DeNAが2位指名した法大の篠木健太郎投手(4年・木更津総合)と楽天が1位指名した宗山塁内野手(4年・広陵)との対決は1打数無安打2四球に終わった。明大が4日の法大戦に負けるか、早大が次週の慶大戦で1勝すれば、早大の春秋連覇が決まる。 圧巻リリーフだ。明大は2点リードの9回、日本ハムから3位指名された浅利がドラフト会議後初登板。今季6度目の救援で初めての3人斬りで締めた。152キロもマークした直球の制球もよく2三振も奪い「(後輩の)毛利がよく投げてくれたので抑えないといけないと思った。ドラフト前のような緊張感もなく、のびのび投げられました」と喜んだ。 ヤクルトがドラフト指名した法大のエース篠木を打ち崩したのは2年生のバット。売り出し中の榊原が7回1死二塁で右越えの三塁打。宮田が2ランで続いて3点をもぎ取った。主将の宗山は6回1死二塁で一ゴロ。篠木に無安打2四球だったが、チームの勝利を喜び「得点圏で打つ自分の役割ができなかったのを反省として生かしたい」と誓った。 負ければ、早大に優勝を許す状況に変わりはない。逆転優勝は容易ではない。この法大戦を連勝で終わって、早大が慶大に連敗した場合、初めて早大との優勝決定戦となる。宗山は「あしたは勝って終わるだけ」と力を込めた。
中日スポーツ