武道とファッション、中部空港20年コラボ コシノジュンコさん企画
来年で開港20周年を迎える中部空港(愛知県常滑市)で、愛知県は「武士道」をテーマにしたイベントやツアーを開催する。核となるイベントを手掛けるのは、ファッションデザイナーのコシノジュンコさん。県の担当者は「伸び悩んでいるインバウンド増加の起爆剤になれば」と話す。 【写真】大村秀章知事(右)を訪問するコシノジュンコさん=2024年11月6日午後1時36分、名古屋市中区、松島研人撮影 県によると、イベントは来年1月17日に中部空港1階で開催。「武道」と「ファッション」が融合したパフォーマンスになる予定という。 コシノさんは6日、県公館に大村秀章知事を訪問。「インターナショナルなファッションと、日本の伝統的な武道を融合させ、分かりやすく見せたい」と意気込んだ。大村知事は「愛知は織田信長ら三英傑が輩出した戦国武将のふるさと。海外からも注目を集められると期待している」と話した。 中部空港の国際線は、コロナ禍の打撃を受け、一時ゼロに。その後徐々に回復しているものの、11月時点で週310便と、コロナ禍前のピークだった2020年1月の6割にとどまっている。県はインバウンド向けの富士山周遊フライトや岐阜県関市での刀鍛冶(かじ)体験などのツアーなどを企画し、盛り返しをめざしている。(松島研人)
朝日新聞社