「和華蘭ラビリンス」126年の歴史息づく高級ホテルが長崎に誕生 ステンドグラスに石畳 明治時代の建物をリノベーション
長崎市内で高級ホテルの開業が相次ぐ中、レンガ造りの歴史ある建物をリノベーションしたホテルが13日にオープンする。コンセプトは「和華蘭ラビリンス」。海外に開かれた長崎の多様な文化を感じられるホテルだ。 【画像】客室の窓から見える長崎港にうっとり
ステンドグラスに石畳 随所に長崎らしさ
眼鏡橋をかたどった家具や石畳をイメージしたカーペット。 随所に長崎らしさがあふれている。13日に長崎市南山手町に開業するのは「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」だ。 築126年の旧マリア園の建物をリノベーションして作られた。 ステンドグラスが目を引く聖堂は、レストランに作り変えられた。 一部のステンドグラスや天井などは再利用していて、長崎県の花「椿」もポイントになっている。レストランでは、長崎県産の食材にこだわったコース料理が提供される。 寺山巧料理長は「県産の魚は魚の旨味が全然違うので料理に活かせている。昔のままのステンドグラスや白い壁などを楽しんでもらいながら、料理も一緒に雰囲気を味わってほしい」と自信をのぞかせる。
異国情緒を感じられる演出
外壁のレンガやエントランスまでの石畳は、当時のまま残されている。 丹羽秀之総支配人は「色んな歴史が明治時代から詰まっている。元々あったものを保存してホテルに生まれ変わらせて新たな命を吹き込み、次の世代に繋いでいくことがホテルの魅力」と語る。 66の客室(1泊1室3万2300円~3名まで利用)には、異国から訪れたオランダ船などを描いた屏風が置かれている。窓からの長崎港の景色と一緒に歴史と異国情緒を感じられるという粋な計らいだ。 リノベーションして登場した新しいタイプの高級ホテル、オープンは13日午後2時。随所に長崎らしさが散りばめられ、居留地時代にタイムスリップしたかのような非日常を楽しめそうだ。 (テレビ長崎)
テレビ長崎