新型「BMW 1シリーズ」がデビュー 48Vマイルドハイブリッドモデルを設定
BMWジャパンは2024年10月30日、第4世代となる新型「BMW 1シリーズ」を同年11月1日に発売すると発表した。 【写真】スポーティーなデザインが目を引く新型BMW 1シリーズの外装・内装を見る(58枚) 2004年に初代が誕生した“プレミアムスモールコンパクト”1シリーズは、FRだった駆動方式を2019年デビューの第3世代からFFへと変更。この方針転換から初のモデルチェンジを迎えた4代目もFFシャシーをベースに開発されている。 ボディーサイズは、エントリーモデル「BMW 120」の値で全長×全幅×全高=4370×1800×1465mmと、先代に対してほぼ同一。ホイールベースは据え置きの2670mmとなっている。 FFシャシーを採用しつつも、後方へとキックアップするキャラクターラインや視覚的に長いノーズなどでスポーティーなイメージを強調。新デザインのヘッドランプやグリルがシャープなフロントフェイスを印象づける。リアまわりについても、ワイド感や力強さがアピールされている。 一方インテリアは、メーターパネルとセンターディスプレイを一体とした「BMWカーブドディスプレイ」を採用するとともに、シフトレバーを廃止し、操作系のスイッチ類をセンターコンソールに集約するなどモダンなつくりとなっている。 インフォテインメントシステムは一貫してタッチパネルとボイスコントロールで制御できるようになっており、運転席側に機能アイコンを並べた新設計のホーム画面により、頻繁に使う機能にはサブメニューに切り替えることなく直接アクセスできるなど、利便性がアップした。 定員3人の後席は40:20:40の分割可倒式で、空間的な余裕とともに優れたユーティリティーを追求。ラゲッジスペースは380~1200リッターの容量が確保されている。 パワートレインは2本立て。1.5リッター直3ターボエンジン(最高出力156PS、最大トルク240N・m)にモーター(同20PS、同55N・m)を組み合わせた48Vマイルドハイブリッドシステム(システム最高出力170PS、システム最大トルク280N・m)が、120およびそのスポーティーバージョン「120 Mスポーツ」に搭載される。 もうひとつは4WDモデル「M135 xDrive」に搭載される2リッター直4ターボエンジンで、最高出力300PS、最大トルク400N・mを発生。WLTCモードの燃費値は1.5リッターモデルが16.8km/リッターで、2リッターモデルが12.5km/リッターと公表される。 運転支援機能としては、ストップ&ゴー機能付きのアクティブクルーズコントロールやレーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)、レーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)、クロストラフィックウオーニング、へダル踏み間違い急発進抑制機能などを標準で装備。高速道路での渋滞時に、一定の条件下において“手放し運転”が可能となる「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」も備わる。 スマートフォン向けアプリ「My BMW」を介したパーソナルアシスタントや、スマートフォン/スマートウオッチでロック解除とエンジン始動ができる「BMWデジタルキープラス」もセリングポイントとなっている。 新型BMW 1シリーズの価格は以下のとおり。 ・BMW 120(1.5リッター直3ターボ/FF車):478万円 ・BMW 120 Mスポーツ(1.5リッター直3ターボ/FF車):498万円 ・BMW M135 xDrive(2リッター直4ターボ/4WD車):698万円 (webCG)
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