奄美でも日米共同演習 悪天候で訓練変更の可能性も キーン・ソード25
自衛隊と米軍による共同統合演習「キーン・ソード25」が23日、鹿児島県奄美群島を含む国内の海空域などで始まった。徳之島では陸上自衛隊のⅤ22オスプレイ1機が離着陸訓練を実施。海岸部など島内各所では、日米共同の対着上陸作戦としてレーダーを使用した情報収集訓練が行われたほか、24日以降に予定している上空からの降下訓練に向けた安全確認、準備が進められた。一方、統合幕僚監部によるとフィリピンの東にある台風20号の影響に伴い、24日以降の訓練は天候次第で変更となる可能性がある。 徳之島では23日午前10時ごろ、徳之島町手々浜海浜公園に陸上自衛隊のオスプレイ1機が着陸した。24日にも空中機動訓練として同公園への離着陸が計画されている。 同島では24日以降、水陸機動団(長崎県)と米軍によるエアクッション艇、水陸両用車(AAⅤ7)での着上陸訓練や、海面付近に降下したヘリから隊員が海に飛び込むヘリキャスト訓練などが予定されているが、天候不良が予想され、訓練計画に影響が生じる見込み。23日時点で第一空挺団(千葉県)と米軍海兵隊、カナダ軍によるヘリからの共同降下訓練は24~26日に徳之島町の海岸で予定されているが、上空の風が強まる予報があり、実施可否は当日の天候で判断する。 沖永良部島では23日、航空自衛隊による空自器材の一般展示が予定されていたが定期船の抜港に伴い器材が届かず、中止となった。
奄美の南海日日新聞