山口祥行【1】建設系の資格免許を多数取得した下積み時代、「東京ディズニーランドも六本木ヒルズも基礎は僕も造りました」
■下積み時代のアルバイトで基礎工事をした東京ディズニーランドでミッキーマウスに誕生日を祝ってもらう
数多くの作品に出演している山口さんだが、20代~30代までは下積み生活が長く、建築現場などでアルバイトをしていたという。玉掛け免許(クレーンに吊り下げる特殊技術)、アーク溶接、高所作業車運転免許、コンクリート圧送施工技士など多くの免許を取得。 ――いくつも免許を取得されていたのですね 「はい。免許がないとアルバイト現場に行けないから取りました。当時は、結構いい給料をもらえたんです。今は時間が経っているから、もう使えないんじゃないですかね」 ――いろいろなビルの建設に携わっていたのですね 「それこそテレ朝が入っている六本木ヒルズの基礎工事は、俺やっていますよ。あと東京ディズニーランドやディズニーシー、銀座のエルメスのビルもやりました。個人の家よりビルなどの大きい現場のほうが日当が良かったんですよ」 ――小沢(仁志)さんがディズニーランド好きなのは有名ですよね 「あんな顔してディズニーが好きって(笑)。でも、小沢さんが俺の誕生日をディズニーランドで祝ってくれたことがあって。ミッキーマウスが来てくれたんですけど、『自分が会いたかっただけだろう?』って思いました(笑)」 現在の事務所の前には竹内力さんの事務所「リキ・プロジェクト」に所属。竹内力さんには公私ともにお世話になったという。 「力さんとは昔の事務所で一緒だったんです。俺はアメリカに留学していた時に金がなくなっちゃって、当時の事務所が工面してくれていたんです。働いて借金を返した後、『リキ・プロジェクト』に行きました」 ――竹内さんは、映画「彼のオートバイ、彼女の島」(大林宣彦監督)、とか「101回目のプロポーズ」(フジテレビ系)などではバリバリの2枚目でしたね。 「力さんには私生活でも面倒を見ていただきましたし、いろんなことを教えてもらいました。本当に勉強になりました。今も俺が出ている作品を見てくれて連絡くださいますよ」 「Vシネマ四天王」と称される竹内力さん、小沢仁志さん、哀川翔さん、白竜さんとの共演作品も多く、山口さん自身も本宮泰風さん、的場浩司さん、中野英雄さんとともに「Vシネマネオ四天王」と呼ばれる存在に。次回は大人気の「日本統一」シリーズ、満身創痍でのアクションシーンの撮影も紹介。(津島令子) ※山口祥行プロフィル 1971年8月6日生まれ。東京都出身。13歳でJAC養成所に入所。15歳の時に「十五少年漂流記~忘れられない夏休み」(TBS系)でドラマ主演デビュー。「日本統一」(本宮泰風とW主演)シリーズ、「覇王」シリーズ、「大激突」シリーズ(港雄二監督)など主演オリジナルビデオシリーズ多数。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)、「駐在刑事」シリーズ(テレビ東京系)、映画「罪の声」、「BAD CITY」などに出演。主演映画「ぴっぱらん!!」(崔哲浩・福士誠治とトリプル主演)の公開が11月1日(金)に控えている。 ヘアメイク:坂口佳那恵 衣装:1PIU1UGUALE3 RELAX
テレビ朝日