中国で人気のブランドは? 「ファッション IP」トップ100、日本勢は「イッセイ」が4位
「中国では今もストリート」
「北欧系に勢いがある」
ポール・ファン(Paul Fang)サンチ創設者兼最高経営責任者は、「中国では今も他国以上にストリートファッションに勢いがある」とした上で、「1位の『フィアー オブ ゴッド』は、『エッセンシャルズ』の売上が大きい上に、発売情報や購入品に関する投稿が多い」と2年連続トップの理由を分析。「少なくとも中国では、『シュプリーム(SUPREME. 今回は、前回よりも2つ順位を下げて15位)』や『ステューシー(STUSSY. 今回は、前回よりも4つ順位を下げて39位)』の熱狂的な人気がひと段落した影響も大きいし、『フィアー オブ ゴッド』が『シュプリーム』などの順位に影響している可能性もある」としている。
また近年は、「アクネストゥディオズ(ACNESTUDIOS. 前回より31ランクアップの10位)」や「ガニー(GANNI. 前回より37ランクアップの14位)」「トーテム(TOTEME. 前回より45ランクアップの16位)」など、「北欧系に勢いがある」。日本のブランドでは、「イッセイ ミヤケ」は“バオ バオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)”の人気が今なお高いほか、「ビームス」は「日本発祥のカルチャーブランドという認知が確立している」という。
トップ100は以下の通り。「WWDJAPAN」は4月16日、ポール創設者兼CEOをゲストに招き、「ファッションIP」とは?から、中国市場での「ファッションIP」を活用したビジネスの可能性まで論じる。
中国における2023年度版「ファッション IP」トップ100
中国における2023年度版「ファッション IP」トップ100 1~10位
1位:「フィアー オブ ゴッド」(前回1位) 2位:白敬亭(Bai Jingting)(同9位) 3位:「メゾン マルジェラ」(同12位) 4位:「イッセイ ミヤケ」(同6位) 5位:「アレキサンダー ワン」(同10位) 6位:王嘉爾(Jackson)(同15位) 7位:「Y-3」(同21位) 8位:刘雯(Liu Wen)(同3位) 9位:草間彌生(同95位) 10位:「アクネストゥディオズ」(同41位)